のんべえあきの気まぐれフラメンコ日記

田舎でのんびりフラメンコ 現在三重県松阪市でフラメンコクラス開講中

ルイスペーニャ先生

スペインでお世話になった先生の一人、ルイスペーニャ先生について書いていきます。

先生とは東京のクルシージョ(レッスン)で初めて会いました。毎年秋にクルシージョを開催していていますが、去年今年はコロナで中止、残念。

私が参加したクルシージョは2016年、もうそれはそれは素晴らしいレッスンでした。感動のあまりスペイン留学を決める事になった理由の一つがこの先生のクラスでした。

この時私は『コンパス』とはなんぞや、、とずーっと悩んでいたので、先生のクラスはその時の私の疑問を解消するヒントを沢山与えてくれました。

スペイン留学中は、先生のクラスをメインに色んなクラスを受講していていました。

先生はフェステーロ(歌いながら踊る人)でブレリア(フラメンコの曲の一種)をめちゃカッコよく歌い踊ります。私は先生のコンパス感、踊りが大好きです!

クラスでは基本パルマ(コンパス)クラスに参加し、またブレリアの踊りや歌も学びました。

先生のクラスには、ギターの練習生が学びに来たり、たまにプロの歌い手さんが来たりするので、受講生は、生演奏でパルマしたり、踊ったり、贅沢な環境でクラスを受講することができるのです。

私は先生のコンパス感を少しでも掴みたいと思い、パルマのクラスをずーと受講していましたが、なかなか思うようにできませんでした。

コンパスの1、2、3だけひたすら練習、めっちゃ難しい。。どのように叩いたらあの音が音の流れができるのか。。ヒントはいっぱいいただきましたが。。ムズイ。。

絶対力尽くで叩かない、押さえつけない、焦らない、早くならない、緊張しない、etc、、先生がクラス中でよく使っていた言葉達、、まだまだあります。。

先生のパルマを叩いてる時の手は、とても優しくふわっとしていて、赤ちゃんを撫でている手のように、慎重に優しく愛を込めているような感じでした。先生は、パルマも一つのアルテ(芸術)、踊ること歌うことと同じこと、と毎レッスン言っていました。たしかに先生のパルマは芸術。

 

トリアナ(セビージャの街の一画、昔フラメンコが栄えた場所)の古き良きフラメンコを知っているアーティスト達とも先生を通じて知り合う事ができ、素晴らしいフラメンコを生で観ることもできました。もう感動で胸いっぱい忘れることはできません。彼らの世界は、言葉で表すのが非常に難しいのですが、とても繊細で自然で温かく自由でした。しかしながら、厳しい世界でもありました。まだまだ見えてないことが沢山あるので少しずつ学んで、少しでも彼らの世界を理解したいです。

早くスペイン行きたい!

 

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